吃音(どもり)は必ず治る!
もし,吃音(どもり)の名医がいるとしても,その医者につきっきりで何年もの間見てもらうことは無理でしょう。
吃音者は誰しもはずかしい思いをし,自分自身だけが吃音(どもり)者だと思って孤独を感じ,それ故友達がなかなかできず孤独にさいなまれ,日常生活に不便をきたし,音読がある故に学校が悪魔のようであり,学校なんてなくなってしまった方がよいと思っている人間も多いのではないでしょうか。
その間,吃音(どもり)と仲良くつきあいながら人間生を過ごして行く必要があります。それだけに,吃音を治すには吃音者自身の役割が大変大きなものになります。
吃音(どもり)はその人間の成長過程や人間の精神状態や心の状態が大きく関係(関与)している病気であると考えられます。
それだけに,自分自身の心のコントロールや人生に対する考え方が大きく関係(関与)し,治るまでには一般的にいって長い期間が必要です。安心して下さい。
1週間特殊な訓練(トレーニング)をすれば治るというものでもありません。
ましてや,人に努力を強制されて治ることなど皆無でしょう。吃音(どもり)は治っていきます!!治っていきますが,病院へ行って薬をもらって1週間も寝ていれば治るというものではありません。
一般に言う「血のにじむような努力」をしても治るものでもありません。
吃音は克服、完治するものではなく,吃音(どもり)の方から去っていくものなのです。
日々,「この言葉(台詞)を言うことができるのだろうか」,「言いにくそうな言葉(台詞)をどれで置き換えようとか」,そういうことで1日の多くの時間をというよりも,ほとんどすべての時間を過ごしている人間も多いのではないでしょうか。
自殺を考えた人も少なくないでしょうし,また,吃音(どもり)を治したくて,吃音(どもり)さえ治れば,吃音さえ治ればとおもって毎日を苦しみながら過ごしているのではないでしょうか。
参考記事